2011年11月1日火曜日

業界研究 第1弾! 金融・前編 【千葉】

こんにちは。
Take@wayメンバーの千葉恭平です。

11月に入り就活の2文字が大きく感じられてきた今日この頃、いかがお過ごしですか。

就活Cafeも多くの就活生に利用されるようになり、喜ばしいと共に責任を実感しています

私事ですが、最近また身長が伸びた疑惑があり、不安で夜も寝れない日々が続いています(笑)


さて、今回は業界研究第1弾ということで金融業界を紹介します!
非常に長くなってしまったので、前編後編で紹介したい思います。

そもそも「金融」って?
なんとなくは分かるんだけど、よくわかんない。

ということでまずは言葉のルーツから・・・
金融とは「お金の融通」の略語で、文字通りお金をやり取りすることで、簡単に言うと資金が余っている人から不足している人にお金を融通すること。例えば、企業が工場を建てる為に銀行からお金を借りれば、それはお金の融通であり、「金融」取引になります。

う~んなるほどね・・・
また、金融は経済の血液といわれています。これはどういうことなのか?そもそも経済とはある地域の中でお金による取引がどのくらい行われているかということ。つまりその血液の金融にはそのお金の流れをより活発にしたり、効率的にしたりする効果があるのです。

じゃあ具体的にはどんな業種があるの?
金融業界には一般に以下の業種があります。
(前編)
・銀行、信託銀行、地方銀行、
・信用金庫、信用組合
・証券
・投資銀行
・投資信託、投資顧問
(後編)
・生命保険
・損害保険
・リース
・消費者・事業者金融
・クレジット、信販
・政府系、系統金融機関
いっぱいありますね。順番に紹介していきます

銀行、信託銀行
基本は預金、融資、決済の3本柱。
預金は貯金、決済は企業の給料振込や異なる通貨でのやり取りと考えたら分かりやすいかもしれないですね。現在では証券・投資銀行業務への参入も活発になり、特に株式、債券、投資信託の売買を扱う個人向け業務が増えてきてます。
さらに、規制が緩和されてからは、銀行・保険・証券・信託の相互参入によるシナジー効果を求めフィナンシャルグループ化が進み皆さんが聞いたことのある5大グループが形成されました。

これらの各銀行では法人営業が融資のほかに、グループ内の企業から顧客企業に最適な解決方法を選択し提案する仕事を担っている。これが各業態の専門性と銀行の顧客ネットワークとのシナジー効果の一つとなっています。

しかし、これらの大きな動きはもともと欧米金融機関を目標にしてきた為に、昨今の金融不安などでこのビジネスモデルが微妙になってしまっているのです。

やっと合併も落ち着いてきたのに、というのが彼らの本音みたいです。
信託業務は銀行の業務に加え、不動産・年金・資産運用の業務を法人や富裕層向けに行っています。

地方銀行、信用金庫、信用組合
基本的に融資業務が一般的です。
大手銀行はある意味利益の出る大都市にしかあまり興味がないので、日本の多くの地方都市では地方銀行や信金のほうが浸透しているのが現実です。

これらは大手銀行よりも地域に密着したビジネスをしています。密着度は信組≧信金>地銀>都銀といった感じか。

地域内でのネットワークを活かしたビジネスマッチングも盛んで、中堅中小企業の発展に多大の貢献をしています。

また、富裕個人向けのきめ細かいサービスも特徴的。

信用金庫と信用組合の違いは対象とする顧客に法律での制限があること。つまり、エリアが対象がハッキリしているからきめ細かいサービスができるのです。

行員には地元で暮らしたい、地域貢献したいなど明確な目的を持った人が多いです。



証券
お金が余っている人から不足している人の間に銀行を経由する間接金融に対し、直接資金が移動するのが直接金融、証券市場です。

例としては、ある企業が資金調達をするときに株式を発行、または社債を発行することで投資家からお金を集めます。この時、発行の手伝い、投資家を集めるのが証券会社の仕事です。
利益は主に手数料から得ます。

業務内容はこの株式・債券の引受のほか投資銀行業務としてM&Aアドバイザリー、資本提携のあっせん、財務戦略のアドバイスなどなど。
日本の投資銀行業務の多くは証券会社が担っていて、現在は円高などでM&Aがインターネット証券と並んで主役になっています。


直接金融は資金提供側には高い収益性、需要側には低コストな調達方法として欧米では一般的になっています。しかし日本では安定志向が強いので投資の考えは根付いていないのが現状です。
この貯蓄から投資への流れを活発にするのが証券会社の役割ともいえる。

(日興コーディアル証券は2011年SMBC日興証券となり、実質FG系証券となった)



投資銀行
リーマンブラザーズ破たん…言わずも知れた世界恐慌のキッカケである。
彼らは何をやっていたのか。なんでつぶれたのか。

高給で知られるこの業種は、M&Aや財務アドバイスのコンサルティング業務と資金調達のサポートをする引受業務の2つがメイン分野でした。これに加え、金融危機までは株や債券、デリバティブの売買をして儲けるディーリング業務が活発になっています。

日本にはこの業務を専門に行う会社はないが、上記にもあるが証券会社が近い役割を担っています。

リーマンがつぶれた原因は、このデリバティブの売買の行き過ぎが原因だったと言われています。
詳しく書きたいけど、今回は広く知ってもらうことが趣旨なので、知りたい人は私に話しかけてみてください() ヒント:デリバティブめっちゃ儲かる


これらの会社を利用する側からは、ちょっと高いけど海外のネットワークすごいし、圧倒的ノウハウがあるのでお願いしよう。と言う感じになるらしい。

世界中の優秀な人が集まる業種なので、とても刺激的な環境であることは間違いない。(もはや何が優秀か分からないが…)
(リーマンブラザーズは08年経営破綻)

投資信託、投資顧問
直接金融のニーズが高まっていることは分かった。だけど、運用って難しいな。という人向けの金融商品が投資信託です。

つまり、ここで働く人はたくさんの投資家から集めた資金を市場で運用するプロということ。それぞれのファンドマネージャーが得意分野の運用を専門的に行い、運用収益を上げてその手数料で稼いでいます。

投資顧問会社は、投資家に投資戦略のアドバイスを専門に行う会社のこと。

ここで働く人はそれぞれ長期債、国内株式など得意分野を持っている事が多いです。

投信会社は以下URL参考
見てわかるとおり、各金融機関に一つの投資信託会社がグループ会社として存在していることが分かると思います。やはり所有資産を運用する会社は重要なんですね。


ここまで大きく5業種について紹介してきました。
文字ばっかになっちゃってすみません!
ホントに触りの部分しか書けなかったので、是非キッカケとして業界研究を深めていってくださいね。

長文失礼しました。
後編は後日掲載します。お楽しみに。

社会工学類 社会経済主専攻 4年
千葉恭平(三菱東京UFJ銀行 内定者)

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